ここから始めてみよう!東京・首都圏から近い初心者におすすめのスキー場10選
「今年こそスキーやスノボに挑戦したい!」そんな熱い気持ちの前に立ちふさがるものの一つが、「スキー場選びの方法がわからない」という問題です。
口コミなどでのスキー場の評価はある程度参考になりますが、「上級コースばかりであまり楽しめなかった」「あまりにもスキー場が遠すぎて到着前に疲れてしまった」といった失敗が起きる可能性もあります。
そうした失敗を避けるために必要なのは、初心者にとって価値のあるポイントを考え、それを踏まえてスキー場を選ぶことです。
今回は、その初心者が注意したいポイントと、条件に合うスキー場10ヶ所をご紹介します。いずれも東京から通いやすい場所にある人気のスキー場ですから、ぜひご利用ください。
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まるちゃんはスキーやスノボに一緒に行ってくれる友達を、もっと増やしたいって思う?
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思う、思う!どうすればいいかは全然わからないけど!
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う~ん……?とりあえず、初心者向けのスキー場の情報を集める……とか?
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そう、それは大事だね。初心者向けって、どんなスキー場なのか?そして、具体的にはどのスキー場なのか、一緒に考えてみよう!
初心者のスキー場選びで注意したいポイントは?
初心者向けのスキー場選びのポイントとして、今回は次の4点に注目してみました。
1. 初級コースは十分にあり、使いやすいか?
2. 「実質中級」の初級コースや、その逆パターンが無いか?
3. スキー場の規模は適切か?
4. 繰り返し通いやすい(=アクセスの良い)スキー場か?
順番に見ていきましょう。
初級コースの数や割合
初級コースが1本しかないスキー場Aと、たくさんあるスキー場Bを比べるなら、より初心者向けなのはスキー場Bです。なぜなら、Bの方がさまざまな滑走経験を積めるからです。
では、どちらも初級コース5本のスキー場CとDを比べる時、Cはコース総数7本、Dは総数30本ならどうでしょう。
この場合、スキー場Cを選べばゲレンデの大部分で滑ることができますが、スキー場Dでは一部分だけになります。さらに、スキー場Dの初級コースがゲレンデのあちこちに分散していたら、その移動にも手間がかかり、練習の効率が悪くなってしまいます。
つまり、初級コースの数だけでなく、「ゲレンデ全体で初級コースが占める範囲が広いか?」「初級コースが分散していないか?」といったことも考えると良いわけです。
初級コースの緩やかさ
各スキー場の初級・中級・上級といったコース難易度の設定は、「このコースは中級者以上でないと難しいだろう」という感覚的な判断で行われています。なぜなら、コースには斜度や幅、激しい起伏の数や出現頻度など多くの要素があり、それらすべてを一つの基準で「この範囲なら初級、これを超えたら中級」などと判断することはできないからです。
その結果、同じような難易度のコースがスキー場Aでは中級、スキー場Bでは初級になってしまうことがあります。もちろん、その逆もありえます。さらに、一つのスキー場の中で「一番簡単な初級コース」と「一番難しい初級コース」の難易度の差が非常に大きくなっていることも珍しくはありません。
実際に平均斜度が5度や8度の初級コースと、10度や14度の初級コースを体験すれば、「おやっ?」と思うことになるでしょう。難易度設定にはコース幅など他の要素も絡んできますが、まずは多くのスキー場が公開していて、差を比較しやすい平均斜度と最大斜度をチェックすることをおすすめします。
スキー場の規模
国内には、数本のコースしか持たないスキー場もあれば、40本以上のコースを持つスキー場もあります。複数のスキー場がまとまっているタイプのスキー場も含めれば、コース総数の上限はさらに増えます。
例外はあるものの、基本的にはコース総数が多いスキー場は、初級コースの数も多くなります。ですが、その数字だけを見て選んでしまうと、あまりにも広すぎる場内で迷ってしまったり、(初級コースが分散している場合は)別のコースへの移動に手間取ったりするかもしれません。
そのため、スキー旅行へ行くメンバー全員が未経験なら、規模の小さいスキー場の方が無難でしょう。
メンバーに経験者が混ざっている場合は、そのような小規模で簡単なコースばかりのスキー場では不満が出るかもしれません。経験者が妥協するか、中~上級コースも充実しているスキー場を選ぶかの話し合いが必要になります。
アクセスの良さ
いくら優れたスキー場でも、自宅からの往復が非常に大変で「1回行けばもう十分」となってしまうようでは、とても初心者向けとは言えません。気軽に練習できるようにするために、アクセスの良さもチェックすべきでしょう。
ポイントは全体の移動距離と、車なら最寄りインターからの、電車なら最寄り駅からの移動方法および所要時間です。
全体の移動距離は、もちろん短ければ短いほど良いです。ただし、スキー場の規模や雪質の良さを重視するなら、ある程度の長距離移動は受け入れなければいけません。
そして、いくら高速道路や新幹線で最寄りインターや(新幹線での)最寄り駅へ行けたとしても、そこから長く雪道を運転したり、何度も乗り換えや長時間のバス移動が必要になったりすれば、肉体的・精神的な負担が増えてしまいます。
これについては、旅行会社のスキーバスツアーを利用すれば(目的のスキー場に直行できるため)問題にはならないのですが、自力で往復するなら無視できないポイントです。
初心者におすすめのスキー場
先ほどのポイントを踏まえて、具体的なスキー場をご紹介します。
今回は「気軽に何度も滑りに行ける」ことを最優先し、一般的な日帰りスキーツアーのバスでカバーできる範囲のスキー場の中から厳選しました。
カムイみさかスキー場
「カムイみさかスキー場」は、(屋内滑走施設でない)一般的なスキー場としては東京から最も近く、車での所要時間は最短で80分ほど。人気のテーマパークに遊びに行くような感覚で、スキーデビューや練習ができます。
コンパクトで開けた場内の3ヶ所にリフトがあり(※1ヶ所は2基並列)、それに沿って初級コースと中級コースが2本ずつ、上級コースが1本用意されています。
最も簡単な「ファミリーコース」は平均斜度9度で、全長も300mと短い練習向けのコース。リフトを挟んだ反対側の「スターコース」は平均斜度13度・最大斜度17度とすこしだけレベルアップしますが、全長は同じです。
中級とされる「レインボーコース」と「センターコース」も平均斜度はどちらも12度で、一般的な基準では初級に入りそうなコースです。こちらは全長が500m、感覚的には初級コースの2倍になります。
上級の「ナイアガラコース」は、平均斜度15度・最大斜度21度で、一般的なスキー場の中級レベルです。全長520mのこのコースまで滑り終える頃には、新たなスキー場でより長い距離や高難易度のコースに挑戦する自信がついているはずです。
カムイみさかスキー場
カムイみさかスキー場
首都圏から車で80分という近さが魅力の「カムイみさかスキー場」。朝発日帰りバスツアーに参加すれば、テーマパークに遊びに行くような感覚で利用できます。シンプルな構造の場内には、緩やかで短い練習向きのコースが用意されています。
- 所在地
- 山梨県笛吹市御坂町上黒駒5321-1
- 公式サイト
- http://misaka.kamuisp.com/
- リフト数
- 4
- 最長コース
- 900m
- 最大傾斜
- 27度
- 難易度
- 初級:30% 中級:50% 上級:20%
- スキー・ボード
- スキー:50% スノボー:50%
Pickup!スキーツアー
軽井沢スノーパーク
「軽井沢スノーパーク」は、山頂から3方向に分かれたルートが、下部のキッズパーク前に集まるような構造になっています。扇形に枝分かれしていくタイプのスキー場では、最終的に思わぬ所に到着してしまうこともあるものですが、この形なら迷う心配がなく、他のメンバーを待つことも簡単なわけです。
全6本のコースのうち、純粋な初級コースは2本です。1本は中腹からまっすぐ下へ向かう全長270m「ファミリーコース」。もう1本は「C」の字を描くように(下部から見て左手側となる)ゲレンデ端のルートを滑る470mの「エッグコース」です。この二つのコースの最大斜度は、どちらもわずか8度。もちろん平均斜度も一桁ですから、初めての方でも安心です。
難易度表記は初・中級となっていますが、「ディアコース」も滑りやすいコースです。こちらは山頂からスタートし、右手側のルートを進んで下部に到着する980mのコースです。最大斜度は16度と2倍に増えますが、平均斜度は8度ですから、難易度はそれほど上がりません。ファミリー→エッグ→ディアと、徐々に長いコースに挑戦できるのも便利です。
軽井沢スノーパーク
軽井沢スノーパーク
晴天率90%!ゲレンデデビューに最適!
- 所在地
- 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-16
- 公式サイト
- https://www.presidentresort.jp/hotels/snowpark.html
- リフト数
- 3
- 最長コース
- 980m
- 最大傾斜
- 32度
- 難易度
- 初級:30% 中級:50% 上級:20%
- スキー・ボード
- スキー:60% スノボー:40%
- パーク
- キッカー ウェーブ
Pickup!スキーツアー
たんばらスキーパーク
群馬県の「たんばらスキーパーク」は高原にあり、毎シーズン雪が溶けにくい(=クローズが比較的遅い)スキー場です。
コース一覧に記されている初級コースは全8本中2本だけですが、2本ある初・中級コースも「ウッディコース」は平均斜度7度・最大斜度15度、「チャレンジコース」は平均斜度10度・最大斜度16度ですから、傾斜はそれほど厳しくありません。一般的なスキー場なら、どちらも初級に分類されることが多いでしょう。
ウッディコースは最上部から始まる全長2,000mのロングコースで、下部のファミリーコース(※平均斜度5度・最大斜度10度・全長750m)の途中に合流することで、合計2,500mの連続滑走が可能です。
もう一つの初級コース「マルチユースコース」とチャレンジコースは、ウッディコースからのショートカットのような役割です。緩やかなファミリーコースで練習を始め、次にウッディコースに挑戦し、残り二つのコースでルートのバリエーションを増やす、という流れで初・中級までを攻略してみましょう。
たんばらスキーパーク
たんばらスキーパーク
雪の豊富な玉原(たんばら)高原に造られた「たんばらスキーパーク」のポイントは、初級者でも滑りやすいコースの多さです。初~中級者向けの2,550mのロングコースもあり、朝発日帰りスキーツアーでも大きな満足感を得ることができます。
- 所在地
- 群馬県沼田市玉原高原
- 公式サイト
- https://www.tambara.co.jp/winter/
- 営業時間
- 平日 8:30~16:00 土日祝 8:00~16:00
- 駐車場
- 平日(年末年始を除く)無料 土日祝 1,000円
- リフト数
- 6
- 最長コース
- 2,550m
- 最大傾斜
- 25度
- 難易度
- 初級:35% 中級:45% 上級:20%
- スキー・ボード
- スキー:55% スノボー:45%
- パーク
- キッカー ウェーブ テーブルトップ ボックス
Pickup!スキーツアー
オグナほたかスキー場
「オグナほたかスキー場」は、群馬県にある天然雪100%のスキー場です。新潟県や長野県の雪が多い地域へ行かなくても、天然雪のゲレンデが楽しめるというのは大きな利点です。もちろん、天然雪と言っても地域ごとに違いがあり、「群馬県の雪で十分」とはならないわけですが、人工雪と天然雪の間にはそれ以上の差があります。より良い雪でデビューや練習をしたいなら、良い候補になるでしょう。
場内に初級コースは4本あります。そのうちの「初級者迂回コース」は平均斜度2度・最大斜度3度ですが、単独で練習に使うコースではないため、これは省いて考えましょう。
一般的な初級コースの中で注目したいのは「ロマンスコース」です。こちらは平均斜度8度・最大斜度12度の緩やかなコースですが、全長は1,500mもあり、挑戦のハードルは低くなっています。「第2ロマンスリフト」終点の中腹から麓まで滑り降りるため、爽快感もあります。
残り2本の初級コースも、「第1ゲレンデ」は平均斜度12度、「ロマンス連絡コース」も13度と、傾斜は控えめになっています。
オグナほたかスキー場
オグナほたかスキー場
爽快なロングコースと良質なパウダースノーが魅力!
- 所在地
- 群馬県利根郡片品村大字花咲字武尊山
- 公式サイト
- https://k-hotaka.jp/ogna/
- 営業時間
- 8:30~16:30
- 駐車場
- 無料
- リフト数
- 6
- 最長コース
- 3,500m
- 最大傾斜
- 32度
- 難易度
- 初級:30% 中級:40% 上級:30%
- スキー・ボード
- スキー:50% スノボー:50%
- パーク
- クォーターパイプ キッカー レール ウェーブ テーブルトップ スパイン ボックス
Pickup!スキーツアー
岩原スキー場
「岩原スキー場」は、練習のしやすさで知られるスキー場です。その人気の理由とされているのは、広大な一枚バーン。バーンとはドイツ語で「道」を意味する言葉で、スキー場では滑走用の斜面・雪面といったニュアンスで使われます。つまり、「広々とした雪の斜面がある」ということです。
左右にたっぷりと余裕があれば、誰かに衝突してしまう心配も、不意に衝突される不安も少なくなります。その結果、幅の狭いコースで周囲を気にしながら滑るより、はるかに効率よく練習が進むのは言うまでもありません。
場内のコース総数は20本、初級コースはその中の11本です。ここまでに登場したスキー場よりも構造は複雑になりますが、練習目的なら中央のエリアで滑るだけでも十分すぎるほど。スキーやゲレンデでの行動に慣れてきたところで、中級コースや別のエリアの初級コースに挑戦していけば問題ないでしょう。
次のステップとなる中級コースも6本ありますから、初歩的な練習だけでは終わりません。上達すれば、最終的に4,000mもの連続滑走が可能になります。
岩原スキー場
岩原スキー場
名物は、開放感あふれるワイドでゆるやかな一枚バーン。全20本のコースは初中級8割なのではじめてのスキー・スノボにもおすすめです。日本最大級のソリランドや、お子様専用ゲレンデもありファミリーにも人気です!
- 所在地
- 新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽731-79
- 公式サイト
- https://www.iwa-ppara.com/
- 営業時間
- 平日・日曜 8:00~19:00 土曜・年末年始 8:00~21:00 ※ナイター営業期間は12/21~3/22
- リフト数
- 9
- 最長コース
- 4,000m
- 最大傾斜
- 35度
- 難易度
- 初級:40% 中級:40% 上級:20%
- スキー・ボード
- スキー:60% スノボー:40%
- パーク
- ボックス レール キッカー
Pickup!スキーツアー
軽井沢プリンスホテルスキー場
「軽井沢プリンスホテルスキー場」は、16本中8本が初級コースという、初級者が滑る場所に困らないスキー場です。
中心的な存在の「プリンスゲレンデ」は平均斜度10度・最大斜度18度で、残りの初級コースはすべてこれ以下の数字となっています。最も傾斜が緩いのは、全長380m・平均斜度6度・最大斜度10度の「くりの木コース」。「くりの木リフト」が始点と終点を結び、繰り返し滑ることができます。
最も長い初級コースは、同じく平均斜度6度の「トップクルーズ」です。最大斜度は15度で、山頂から1,519m続きます。麓のゴール地点からは「イースト高速リフト」で、すぐに山頂へ。スタートしてすぐの分岐から麓へ向かう「ファミリーコース」も1,010mと、十分な長さです。
4本ある中級コースは平均斜度こそ7~12度と控えめですが、最大斜度は19~24度ですから油断はできません。その分、全長900mの「パノラマコース」や、800mの「パラレルコース」を滑り降りる爽快感はかなりのものです。
北陸新幹線の軽井沢駅からは無料バスで約1分、車でも最寄りインターから約13km・約14分と、アクセスの良さも評価されています。
軽井沢プリンスホテルスキー場
軽井沢プリンスホテルスキー場
万全の降雪設備で雪不足の心配なし!
- 所在地
- 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
- 公式サイト
- https://www.princehotels.co.jp/ski/karuizawa/winter/
- リフト数
- 9
- 最長コース
- 1,200m
- 最大傾斜
- 30度
- 難易度
- 初級:50% 中級:30% 上級:20%
- スキー・ボード
- スキー:70% スノボー:30%
- パーク
- キッカー レール ボックス
Pickup!スキーツアー
ハンターマウンテン塩原
東京から日帰りで利用しやすい、栃木県の「ハンターマウンテン塩原」。コースは初級4本をはじめ、中級・上級までバランスよく用意されています。
初級コースで最も緩やかなのは平均斜度と最大斜度が共に5度、つまり大きな起伏が無い「ファッション・アベニュー」ですが、これは山頂からの上級コースと中級コースで構成されるルートの終端です。
初級者向けは「ハンタークワッドリフト」からの「ウエストサイド・ストリート(※平均斜度10度・最大斜度15度・全長960m)」→「セサミ・ストリート(※5度・8度・220m)」→「セブンス・アベニュー(※7度・10度・700m)」というルートになります。3コースの合計距離は1,880mと、なかなかのボリュームです。
さらにウエストサイド・ストリート→初・中級の「ブロードウェイ(※10度・22度・1.010m)」というルートや、同じスタート地点からの初・中級「フォーティーセカンド・ストリート(※15度・22度・1,000m)」→ブロードウェイというルートもあり、上達すればするほど楽しみ方が増えていきます。初心者時代から始まり、最上部の上級コースが集まるエリアを攻略するまで、長く付き合えるスキー場です。
ハンターマウンテン塩原
ハンターマウンテン塩原
初級者向けから上級者向けまで、さまざまなコースがバランス良く詰め込まれた宝箱のような「ハンターマウンテン塩原」。誰もが一日中飽きずに滑り続けていられる、朝発日帰りスキーツアーでおすすめしたいスキー場の一つです。
- 所在地
- 栃木県那須塩原市湯本塩原字前黒
- 公式サイト
- https://www.hunter.co.jp/winter/
- リフト数
- 6
- 最長コース
- 3,000m
- 最大傾斜
- 25度
- 難易度
- 初級:30% 中級:40% 上級:30%
- スキー・ボード
- スキー:50% スノボー:50%
- パーク
- ハープパイプ キッカー ウェーブ ボックス
Pickup!スキーツアー
丸沼高原スキー場
群馬県の「丸沼高原スキー場」の自慢は、最上部の標高2,000mという高さがもたらすパウダースノー。人工雪も混在するスキー場ですが、上部の天然雪の質の良さには定評があります。毎年オープンが早く、クローズが遅いため、練習に行くチャンスが多いのも良いところです。
このスキー場のゲレンデマップを見ると、二つの事実に気づきます。一つは全体的に初級コースが多いこと。そして、もう一つは山頂部から初級コースだけで麓まで行けるルートがあることです。
このルートの全長は4,000m。単一のコースではありませんが、初級コースに対応できる実力があれば、驚くほど長い距離の連続滑走が可能です。山頂から麓に向けて変わっていく景色が、あなたを魅了するでしょう。
初期の練習に使えるのは「中央リフト」横の「イエローコース」と「第1リフト」を使う「レッドコース」です。イエローコースは400mの直線コース、865mのレッドコースはゲレンデの端を走る「く」の字のコースで、平均斜度はそれぞれ11度、8度となっています。
麓からの「日光白根山ロープウェイ」で山頂へ向かい、4,000mを滑りきることを目標に、コツコツと練習を重ねていきましょう。
丸沼高原スキー場
丸沼高原スキー場
毎シーズン、オープンからクローズまでの期間が長い「丸沼高原スキー場」。標高2,000mの最上部付近に降り積もる極上の粉雪や多彩なコース、よく整備されたパークなど、数々の魅力は、朝発日帰りバスツアーでも十分に味わえます。
- 所在地
- 群馬県利根郡片品村東小川4658-58
- 公式サイト
- https://www.marunuma.jp/winter/
- 営業時間
- 8:15~16:30
- 駐車場
- 平日 無料 土日祝・特定日 1,000円
- リフト数
- 9
- 最長コース
- 4,000m
- 最大傾斜
- 32度
- 難易度
- 初級:35% 中級:45% 上級:20%
- スキー・ボード
- スキー:40% スノボー:60%
- パーク
- キッカー レール テーブルトップ ボックス
Pickup!スキーツアー
舞子スノーリゾート
三つのエリアで構成される大規模スキー場「舞子スノーリゾート」は、一見初心者向きではないように思えます。しかし、初心者なら慣れるまで「舞子エリア」から動く必要はありません。このエリアのコースは上級1本・中級5本・初級8本という構成で、ここだけでも多くの初級コースで滑ることができるからです。
最も緩やかなのは、平均斜度6度・最大斜度7度の「ファミリーコース」。適度に長い480mのコースです。より短いコースが必要なら300mの「イージーコース(※平均斜度7度・最大斜度9度)」がありますし、平均・最大斜度が同じで全長1,430mの「バンビコース」で長距離滑走に挑むこともできます。
その中間となる760~930mの初級コースも3本あり、いずれも平均斜度は10度以下となっています。初級コースの数と長さは、小規模なスキー場にはマネのできないところです。
残る「長峰エリア」と「奥添地エリア」にも、やはり初級コースがあります。注目は二つのエリアをまたぐ「ランランコース」で、上部の奥添地側(※平均斜度6度・最大斜度10度・全長1,000m)と下部の長峰側(※6度・9度・5,000m)を一気に滑ることで、6,000mの連続滑走が可能になります。こちらも大規模スキー場ならではの魅力と言えるでしょう。
舞子スノーリゾート
舞子スノーリゾート
首都圏から約3時間。最長走行距離6,000mになるロングコースを含む、全26本もの豊富なコースで初級~上級までみんな満足の内容です。スキーセンター内には日帰り温泉も。スノーエスカレーター完備のキッズパークも◎。
- 所在地
- 新潟県南魚沼市舞子1819-79 舞子日帰りスキーセンター
- 公式サイト
- https://www.maiko-resort.com/
- 営業時間
- 平日 8:30~20:00 土日祝 8:00~20:00 ナイター 16:00~20:00 ※ナイター営業は12/28~3/16を予定
- 駐車場
- 平日・日祝 無料 土曜・1/29~1/3・1/12・2/23・3/20 1,000円
- リフト数
- 11
- 最長コース
- 6,000m
- 最大傾斜
- 32度
- 難易度
- 初級:40% 中級:40% 上級:20%
- スキー・ボード
- スキー:40% スノボー:60%
- パーク
- キッカー レール ウェーブ テーブルトップ ボックス
Pickup!スキーツアー
※本記事内の情報は、すべて2024年1月時点のものです。
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『気軽に行ける』っていうことで、今回は日帰りで行けるスキー場の中から選んでみたんだけど、どうかな?
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そうね、あんまり遠いと通うのが面倒になるし、ちょうどいいんじゃないかしら。
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あれ……? 他にもなかったっけ? 初心者向けのスキー場……。
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実はかなり条件を厳しくしちゃったから、このリストに入らなかったスキー場もあるんだよね。実際のスキー場選びでは、自分の感覚に合わせて基準を緩めてもいいかもね!
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