上越新幹線でスノボ！「とき」「たにがわ」の停車駅は？

スキー旅行やスノボ旅行によく使われるのは、マイカーやレンタカーです。しかし、長距離運転による肉体的・精神的疲れや渋滞の不安など、マイカーやレンタカーでの移動には問題点もあります。

そこで考えてみたいのが、スキー場が豊富な土地へ向かう新幹線です。

線路を走る新幹線には渋滞という悩みはありませんし、到着時刻も正確です。スキー場の最寄り駅までの所要時間も短く、もちろん運転の必要もありません。早朝の出発や滑り終えて疲れた帰り道は、どうしても眠気に襲われやすいもの。そんな時、新幹線なら何も心配せずに眠ることができます。

人気のスキー場が多い新潟方面へ行く場合は、上越新幹線を利用することになります。上越新幹線の「とき」と「たにがわ」は、どちらもスキー・スノボ旅行に使えるのですが、わずかな違いがあります。

今回はこの2種類の列車の違いと、停車駅から各スキー場までのアクセスを解説します。

 

 

 

 

 

上越新幹線の停車駅の周辺にあるスキー場は？

東京駅と新潟駅を結ぶ上越新幹線に乗れば、新潟県やその手前の群馬県のスキー場に素早くアクセスすることができます。

多くのスキー場の玄関口となる「越後湯沢駅」までは最短で約70分。一つ前の群馬県「上毛高原駅」(※最短約65分)から行けるスキー場もありますし、越後湯沢駅から専用の支線で向かう「ガーラ湯沢駅」(※最短約75分)は「GALA湯沢スキー場」のスキーセンターになっています。

駅からスキー場までの移動方法はバスが多いのですが、中にはGALA湯沢のような駅直結型のスキー場もあり、在来線の駅に直結しているスキー場も存在します。バスに乗り換えるスキー場でも、所要時間が10分やそれ以下の所はいくつもありますから、アクセスに不満を感じることは少ないでしょう。たとえ駅から多少遠いスキー場を選んだとしても、東京から運転し続けるよりはずっと楽です。

 

このように駅からアクセスしやすいスキー場が豊富にあるため、新幹線スキー・スノボ旅行でも、好みに合ったスキー場を探すことは難しくありません。

初心者と未経験者ばかりのグループ向けの練習しやすいコースがたくさんあるスキー場から、ベテランぞろいのグループにおすすめしたい難コースばかりのスキー場まで、なんでもそろっています。その他にも、温泉が自慢のスキー場や託児所・キッズパークが充実しているスキー場、ドッグランが用意されているスキー場など、選択肢がありすぎて迷ってしまうほど。お子様との家族旅行から大切なワンちゃんとの思い出作りまで、さまざまな要求に応えてくれます。

上越新幹線停車駅周辺の主なスキー場のアクセス

＜上毛高原駅＞
水上高原スキーリゾート	無料シャトルバスで約60分(※1日3便・要予約)

 

＜越後湯沢駅＞
湯沢高原スキー場	無料シャトルバスで約3分(※1時間に0～3便・予約不要)、または駅から徒歩で約8分
神立スノーリゾート	無料シャトルバスで約7分(※1時間に1～3便・予約不要)
石打丸山スキー場	無料シャトルバスで約20分(※1時間に0～3便・予約不要)
岩原スキー場	無料シャトルバスで約10分(※1時間に0～3便・予約不要)、または無料の送迎バス「リクエスト便」を利用可能(※当日申し込み可・事前予約可)
かぐらスキー場	(みつまたステーションまで)急行バスまたは路線バスで約20分(※1時間に0～2便・予約不要・大人400円・大型手荷物料金100円・スキー／スノーボード持ち込み料金100円) 急行バスは、かぐらスキー場の入口2ヶ所(※みつまた・田代)と苗場スキー場にのみ停車します。みつまたステーションの停留所も急行バスの方が若干近くなっています。
苗場スキー場	かぐらスキー場と同じ路線バスまたは急行バスで約40分(※1時間に0～2便・予約不要・大人700円・大型手荷物100円・スキー／ボード持ち込み100円) 苗場プリンスホテルに宿泊する場合は越後湯沢駅からの無料送迎バスを利用可能(約40分・1時間に0～1便・要予約)
舞子スノーリゾート	(日帰りスキーセンターまで)無料のシャトルバスで約30分(※1時間に1～2本・予約不要) 敷地内のホテル行きの便は1時間に0～1本で約20分
湯沢中里スノーリゾート	スキー場直結の「越後中里駅」までJR上越線で約10分、または無料シャトルバスで約20分(1時間に1～2便・予約不要)
上越国際スキー場	リフト乗り場のある「上越国際スキー場前駅」までJR上越線で約15分。ゲレンデ内のホテルグリーンプラザ上越に宿泊する場合は越後湯沢駅からの無料送迎バスを利用可能((※約20分・1日に2～3便・シーズンの終わり間際は要予約)
キューピッドバレイ	「虫川大杉駅」までほくほく線で約60分、そこから無料送迎バスで約15分(1日0～1便・要予約)、またはタクシーで約20分

 

＜ガーラ湯沢駅＞
GALA湯沢スキー場	無料シャトルバスで約60分(※1日3便・要予約)

 

※バスの所要時間は時刻表を参考に記載しています。当日の路面や混雑の状況により、多少増える可能性もあることにご注意ください。

※バスの本数は土日祝や年末年始、その他ピーク時などに若干増えることがあります。また、シーズン初めや終わり間際も本数が変化する可能性があるため、必ず事前に公式サイトなどでご確認ください。

※湯沢高原スキー場・石打丸山スキー場・ガーラ湯沢駅などへ行く無料シャトルバスの本数は、オレンジライン(※越後湯沢駅→石打丸山スキー場)と、パープルライン(※駅前から徒歩7分の湯沢ニューオータニ→石打丸山スキー場)の合計です。

 

「とき」「たにがわ」の停車駅は？

上越新幹線の時刻表には、「とき」と「たにがわ」という列車名が書かれています。どちらも12両編成ですが、停車駅や車両の編成に違いがあります。

 

「たにがわ」の特徴

・10両が自由席、残りはグリーン車とグランクラスという編成が多く、指定席がある場合でも2～3両です。

・本線は越後湯沢駅までの運転です。一部、支線に入りガーラ湯沢駅へ向かうものがあります。駅を通過することはごくまれで、基本的には全駅停車です。

 

「とき」の特徴

・指定席と自由席5両ずつ＋グリーン車とグランクラスが基本形です。ただし、指定席が1～2両増えるもの、逆に自由席が1～3両増えるもの、大部分が自由席になるものなど、さまざまな例外があります。

・新潟までの運転です。たにがわよりも駅を通過することが多く、越後湯沢駅までの所要時間に幅があります。

 

 

「たにがわ」の停車駅

東京―上野―大宮―熊谷―本庄早稲田―高崎―上毛高原―越後湯沢(―ガーラ湯沢)

 

下り(＝東京→越後湯沢)はすべての便が全駅に停車します。上りは上毛高原駅と本庄早稲田駅を通過し、まれに熊谷駅を通過する便があります。

ガーラ湯沢行きは臨時便扱いのため、スキーシーズン以外はJRのサイトや乗換案内系のサイトで情報を確認できなくなります。

ガーラ湯沢行きは数も少なく、朝など利用者の多い時間帯に1時間あたり1～3本といったところです。ただし、この時間帯以外でも越後湯沢駅から無料シャトルバスで移動できます。

 

「とき」の停車駅

東京―上野―大宮―熊谷―本庄早稲田―高崎―上毛高原―越後湯沢―浦佐―長岡―燕三条―新潟

ときには「東京駅・大宮駅・新潟駅のみ停車」という極端なものから全駅停車まで、とても多くのパターンがあります。

東京駅と大宮駅は確実に停車しますし、上野駅も通過するのはごくまれなため、スキー場からの帰り道、つまり上りは特に問題ありません。

一方、上毛高原駅や越後湯沢駅を通過する便があるため、下り(＝東京→新潟)は要注意です。特に上毛高原駅は通過する便が多く、よく確かめる必要があります。

 

※本記事内の情報は、すべて2024年10月時点のものです。