竜王スキーパークのレンタル料金徹底比較！おすすめのレンタルは？

166人乗りのロープウェイで一気に上部エリアへと移動できる「竜王スキーパーク」。最上部と最下部の標高差は1,000mを超え、中腹の「木落しコース」は上級者もうならせる難コースとなっています。

その一方で、下部エリアだけでなく上部エリアにも初級コースが用意されていて、まだスキー・スノボに不慣れな方も高所からの景色を楽しめるという面もあり、常に高い人気を保っているスキー場です。

レンタルを利用して手ぶらで遊びに行き、軽やかな滑りや、ロープウェイ終点付近の「SORA terrace(ソラ テラス)」で雄大な風景を眺めるといったスキー旅行を思い描いている方も多いのではないでしょうか。

今回は、この竜王スキーパークでお得にレンタルするための情報をご紹介します。

竜王スキーパーク行きスキーツアーのレンタル費用はいくら？

現地でスキー・スノボのレンタルを利用する場合は、必要な物だけを細かく単品レンタルすることもできますが、一般的なスキーツアーのレンタルでは、

　スキーセット：スキー板・ブーツ・ストック

　ボードセット：スノーボード・ブーツ

のどちらか、あるいはそれ＋ウェア(※上下セット)という形でのレンタルになります。

「ボードセット＋ウェア」を選べば、大きな荷物を持たずにスノボができ、とても楽です。ただし、スキーセットやボードセットにはバインディング(またはビンディング)と呼ばれるブーツの固定具やリーシュコード(※ボードが外れてしまった時、そのまま滑り落ちないようにするために結ぶヒモ)なども含まれていますが、「ゴーグル・グローブ・帽子」(※通称「小物」)はセット内容に含まれていません。

そのため、実際のスキー旅行では「レンタル付きのスキーツアー料金」＋「小物3点のレンタル(または購入)費用」という形で予算を考える必要があります。

竜王スキーパーク行きスキーツアーでレンタル(※大人1名・1日　オリオンツアー主催　夜発日帰りバスツアー)を利用する場合の追加料金の目安は、

ボードセット(またはスキーセット)・ウェア付　＋500円です

 

(※ボードセットとスキーセットは基本的に同じ料金です)

ツアーにより、ウェアを含めた完全なセットだけが選べる場合と「ボードまたはスキーセットのみ」が選べる場合があります。

小物については後の項目でも説明しますが、覚えておきたいのは、

・レンタルができないショップも多い。

・レンタル可能な場合は3点の合計で1,500～2,000円程度。

・すべて新規購入する場合は合計4,000～6,000円程度。

という三つのポイントです。

(※各商品の品質により、購入金額の範囲は大幅に変わることもあります)

小物をまだ持っていない、または持参しない方はこの点も考えつつ、続きをご覧ください。

竜王スキーパークのレンタル情報

竜王スキーパークへのスキー旅行では、スキー場のサイトでも紹介されている場内の提携レンタル店の他にも、複数の場所でレンタルが行なえます。

具体的には、周辺のレンタルショップや館内・敷地内でレンタルが可能な宿です。

出発前に最新の情報を比較できるよう、今回は「ボードセット・ウェアなどのレンタル料金が確認可能な公式(またはそれに準ずる)サイトがある」という条件で対象を選び、それぞれの料金を表にまとめました。

 

竜王スキーパークのレンタル料金表（※大人1名・1日）

 

 

(参考) 周辺の宿でのレンタル料金表(※大人1名・1日)

 

※各ショップの、2023-2024シーズンの料金を記載しています。

Pickup!スキーツアー

 

スキー場提携・運営ショップ

場内にある提携ショップは手軽に利用することができ、多くの利用者に対応する能力を持っているため、初めてスキー・スノボをされる方にもおすすめです。

マイカーやツアーのバスではなく、電車でスキー場へアクセスする場合には、駅前のショップも便利です。

 

SPICYレンタル竜王スキーパーク店

 

「SPICY(スパイシー)レンタル竜王スキーパーク店」は、場内にあるSPICYの提携店です。SPICYは長野県の白馬エリアにいくつもの店舗を持ち、群馬県の「川場スキー場」や岐阜県の「めいほうスキー場」にも提携店があるレンタルショップですから、とても安心感があります。

駐車場を出てすぐの複合施設「バスインフォメーションセンター」の横という立地の良さもあり、最も利用する機会が多いレンタルショップかもしれません。

なお、提携店ということでレンタル料金は通常の店舗とは異なります。他の地域でSPYCYのレンタルを利用された経験のある方は、この点にだけご注意ください。

 

一般のレンタルショップ

最新の正確なレンタル料金情報がWeb上に存在するというレンタル料金表の条件を満たさなかったため、今回は比較表に登場していませんが、竜王スキーパーク周辺の地図で確認できるレンタルショップは3店舗あります。

スキーツアーで指定されたレンタルショップが場内のSPICYでなかった場合、これらのショップが選ばれていることが多いようです。

 

レンタルMIKI

 

「レンタルMIKI」は、場外のショップの中ではリフト乗り場に最も近いレンタルショップです。そのリフトとは、下部の「バレー第1ゲレンデ」にあるクワッドリフトで、店舗からの距離は5mほど。借りたばかりのスキー・スノボを、すぐに試すことができます。

バスインフォメーションセンターや駐車場から見ても遠くないため、比較的利用しやすいレンタルショップと言えるでしょう。

 

竜王レンタル

 

「竜王レンタル」があるのは、竜王スキーパークの駐車場「竜王バスインフォメーションセンター」の横にあります。この立地と店名からスキー場の直営店のような印象を受けますが、実際は周辺の「X-JAM高井富士」のクリフレンタルや、「菅平高原スノーリゾート」のイーマレンタルなどと同じ系列のレンタルショップです。

シンプルな店内には、外からは想像もできないほどスキー・スノボ用具がギッシリ。立地の面でもSPICYとほぼ変わらないため、特別な移動をせずにレンタルができます。

 

ビッグスポーツ

 

ビッグスポーツは、駐車場とは反対の方向からバスインフォメーションセンターに近いレンタルショップです。距離はおよそ200mで、こちらもほとんど移動の負担を感じずに利用することができるでしょう。周辺には宿も多く、スキー場へ向かう途中で立ち寄るのも簡単です。

最寄りのリフトは「バレー第3ゲレンデ」のペアパラレルリフトです。この上にはもう一つリフトがあり、その先は上部エリアに向かうロープウェイの山麓駅となっています。

周辺の宿でのレンタル

竜王スキーパーク周辺の宿の中にも、スキー・スノボ用具のレンタルが可能な所(※宿の直営や、他社の店舗を持つもの)があります。日帰りではなく、どこかの宿に泊まって滑る場合は、そうした形でレンタルを利用することもあるでしょう。

基本的に宿泊者を想定した料金設定のため、一般のレンタルショップとそのまま比較することはできないのですが、参考として、こちらもいくつかご紹介します。

 

ホテルタガワ

 

ホテルタガワは、「Valley第1クワッドリフト」の上端付近にある宿です。ここはベース方向に滑り降りることも、ロープウェイに向かうこともできる便利な位置です。

レンタルを担当するのは、スワロースキーが運営する「スワローレンタル」。

一般的なレンタルショップではスキーセットとボードセットが同じ料金になっていることも多いのですが、ホテルタガワのボードセットはスキーセット(3,500円)より500円安い3,000円になっています。

 

北志賀ホリデーイン

 

「北志賀ホリデーイン」もゲレンデサイドの宿で、ホテルタガワのすぐそばにあります。宿そのものは直線距離で100mほど離れていますが、ゲレンデに出た時に感じる違いはごくわずかですから、立地の有利不利はほとんどありません。リフト乗り場までは約10mと非常に近く、竜王スキーパークでの滞在時間を最大限に活用して滑ることができます。

レンタル料金も財布に優しいため、泊まりがけのスキー旅行では有力な選択肢になるでしょう。

 

ホテルアルパイン

 

「ホテルアルパイン」はバスインフォメーションセンターがあるベース側の宿です。ゲレンデサイドという点は他の2軒と同じですが、天然温泉「三ヶ月の湯」などベース部分の施設にアクセスしやすいという点で若干有利かもしれません。

館内のレンタルはホテルタガワと同じスワローレンタルです。ただし、こちらはスキーセット・ボードセットの料金に違いは無く、どちらも3,500円となっています。その他、ウェアはやや高く、小物は同額と、同じ系列ですが料金表には細かな差があります。より詳しい情報は公式サイトでご確認ください。

さらにレンタル費用を安くするには？

初めてのスキー・スノボ旅行でありがちな失敗は、「現地でゴーグル・グローブ・帽子を借りることができず、あわてて買うことになってしまった」というものです。

これら小物3点は肌に触れるものですから、どうしても衛生管理の手間が増えます。そのため、レンタル不可としているショップも多いのです。

(※もちろん、レンタルを行っているショップは厳重な処理と管理を行っています)

小物3点をすべて購入すると、最安レベルの物ばかりでもそこそこの出費になりますし、デザインや素材にこだわって選べば、合計金額はさらに高くなってしまいます。ですから、事前に「現地で小物が借りられない」とわかった時は、出発前の余裕がある時に特価品や値段に納得できる商品を探して購入することをおすすめします。

たとえ小物レンタルが可能なスキー旅行が続くとしても、そのたびに小物3点を借りていれば、長期的には大きな出費になります。運搬が大変なボードやスキー板と違い、旅行の手荷物にすこしスペースがあれば入るものですから、この場合も小物の事前購入はお得と言えます。

ゴーグル以外の帽子とグローブについては、手持ちの品で代用できないか検討してみても良いでしょう。その際は、デザインよりも防寒性能や使いやすさを重視するのがポイントです。たとえば、5本指の手袋はちょっとした作業の際に(4本指がくっついている物のように外す必要が無いため)便利です。

なお、ゴーグルだけは代用をおすすめしません。普通のメガネでは、機能性も安全性も足りないからです。

また、こうしたレンタル料金節約の工夫の他に、「旅費全体を節約する」という考え方もあります。たとえば格安のスキーツアーは簡単に探すことができますし、時には食事や温泉などの割引券といった特典が付いているものが見つかることもあります。そういったものを活用すれば、よりお得にスキー旅行ができます。

※本記事内の情報は、すべて2024年1月時点のものです。