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スキー場

福岡から日帰りで滑りに行けるスキー場ってあるの?

スノボツアーモデルイメージ画像

福岡県は、雪に恵まれた北海道や東北地方とは正反対の九州地方にある県です。スキー場も現在は県内に無く、スキー・スノボを楽しむのは難しい土地のようにも見えます。

しかし、県外に目を向ければ、同じ九州地方や比較的アクセスしやすい中国地方で、評価の高いスキー場をいくつも見つけることができます。移動時間がそれなりにかかるスキー場もありますが、基本的に宿泊が前提となる東日本のスキー場と比べれば、はるかに手軽に利用できます。

今回は、そうした福岡から日帰り可能な10ヶ所のスキー場を、自動車でのアクセスと共にご紹介します。

  • まる

    子どもの頃は『スキーは雪国じゃないとできない』って思ってたけどさ、西日本にもスキー場はいっぱいあるんだね

  • ベル

    うん、地図でスキー場の場所をチェックしていくと、びっくりするよね。『日本中にある』って言っても、全然間違いじゃないと思うよ

  • しえ

    でも、さすがに九州から――たとえば福岡辺りからだと、日帰りできるような所は少ないんじゃない?

  • ベル

    いや、そうでもないよ。『九州の中だけ』だったら厳しいけど、本州もアリなら、かなり多くのスキー場に日帰りで遊びに行けるのさ!

天山リゾートスキー場

アクセス:長崎自動車道・佐賀大和インターから約20km・約30分

福岡から一番近いスキー場は、佐賀県の「天山(てんざん)リゾートスキー場」です。博多駅からの直線距離は約35kmで、長崎自動車道を利用するルートの走行距離は75kmほど。インターからは少々遠いのですが、全体の所要時間は片道70~90分程度と非常に短く、ゆっくり出発してのんびり滞在できます

コースの数は2本で、これらは途中で合流し、大きなY字を形作ります。リフトもベースからそれぞれのスタート地点に直行できるものが用意されていて、乗り継ぎの手間をかけずにサクサク滑ることができます。このY字部分はそれなりに傾斜しているのですが、最下部には初心者の練習やソリ遊びに使える小規模なゲレンデもあり、初めてのスキー場としても利用できます。

天山リゾートスキー場のゲレンデを覆うのは基本的に人工雪ですし、アトラクション満載のキッズパークやアイテム豊富なスノーパークといった、大規模スキー場のようなプラスアルファの要素はありません。ですが、「滑りたいと思った時にすぐ行ける気軽さ」という、他に無い魅力を持っています。

九重森林公園スキー場

九重スキー場

アクセス:(九州自動車道→)大分自動車道・九重インターから約25km・約35分

大分県の「九重(くじゅう)森林公園スキー場」は、博多駅からも小倉駅からもほぼ同じ約90kmの地点にあります。走行距離は小倉からの方が多少長くなりますが、所要時間にそれほど大きな違いはありません(※博多駅からは最短約110分、小倉駅からは約140分)。

「くじゅうスキー場」という名前で親しまれているこのスキー場には、初級者向けから上級者向けまで、全6本のコースが用意されています。

練習のしやすい緩やかで幅広のコースは700m・400mと長短2種類あり、400mの「レッスンゲレンデ」には簡単に乗り降りできる「動く歩道」が設置されています。中級コースはスタンダードな「トライアルゲレンデ」、景色が自慢の「パノラマゲレンデ」、そして流れる木が爽快感を増してくれる「林間コース」の3本。上級コースの「チャレンジゲレンデ」は最大斜度25度と少々控えめなものの、これら6本のコースに加えてパークもメインとミニの2ヶ所あり、盛りだくさんの構成となっています。

五ヶ瀬ハイランドスキー場

五ヶ瀬ハイランドスキー場

アクセス:九州自動車道・山都中島西インターから約70分

九州地方最後のスキー場は「五ヶ瀬(ごかせ)ハイランドスキー場」。九重森林公園スキー場から南に60kmほど離れた宮崎県にある、日本最南端のスキー場です。博多駅からでも車で3時間弱ですから、十分日帰り圏内と言えるでしょう。

人工造雪機によるフォローはありますが、最も高い部分は標高1,610m、低い部分でも1,420mという地形的な強みにより、天然雪が降り積もります。また、この標高の高さは眺めの良さや開放感といった楽しみも与えてくれます。

宮崎県という南国に巨大なスキー場を作ることはさすがに難しく、用意されているコースはわずか2本です。どちらもスタート地点は山頂部で、その一つの「ダイナミックコース」は650mの上級者向けコース。最大斜度は30度とそこまできつくなく、中級者でも挑戦可能なレベルです。もう一つの「パラダイスコース」は2本のコースが逆L字型につながったような1,000mのコースで、滑り出しは初級者でも不安を感じない緩やかさですが、徐々に難易度が上がり、上級者向けになっていきます。

女鹿平温泉 めがひらスキー場

女鹿平温泉めがひらスキー場

アクセス:中国自動車道・吉和インターから約2km・約5分

福岡の小倉から中国自動車道で本州に入ると、一気に選択肢が広がります。特に、この広島県・女鹿平(めがひら)温泉の「めがひらスキー場」から50kmほど北東までは、多くのスキー場が集まる注目のエリアとなっています。めがひらスキー場は一番手前ということで、小倉駅からの所要時間の短さ(※約130~140分。博多駅からなら+40~50分)に目が行きますが、インターからわずか2kmという点も、スキー場までの運転のハードルを下げてくれます。

中心となるコースは、山頂から麓まで続く「センターコース2300」です。中級者向けの上部1,420mと初・中級者向けの下部880mで構成される計2,300mのこのコースと、途中でショートカットするための上級コース「チャレンジコース」、最下部の「ファミリーゲレンデ」は常に人工雪で整備されています。さらに、天然雪が積もることで、センターコースに絡む長い初級コース「林間コース」や中~上級者向けの「ダウンヒルコース」など3本のコースが追加されます。

恐羅漢スノーパーク

恐羅漢スノーパーク

アクセス:中国自動車道・戸河内インターから約18km・約30分

「恐羅漢(おそらかん)スノーパーク」は、広島県の最高峰として知られる恐羅漢山の高さを活かした、100%天然雪のスキー場です。小倉駅からは3時間前後で、早めに出発すれば十分な滞在時間を確保できます。

このスキー場は、標高1,346mの恐羅漢山や標高1,250mのかやばた山の山頂など、スタート地点の高さが異なる三つのエリアを横に並べたような形をしています。いずれのエリアも上部のコースはすべて上級者向け(※「林間コース」のみ途中から中級者向け)になっているため、ベテランでも退屈してしまうことはまず無いでしょう。中には最大斜度38度という強烈な難コースもあり、これまでの経験や努力を試されます。

一方、下部は全エリアが初~中級者向けで、上級コースはありません。スキー・スノボがある程度上達するまでは、それぞれのエリアの下部を滑り比べるだけでも楽しめます。コースレイアウトもスッキリとしていて、エリア内での(あるいは全体での)位置を見失いにくいスキー場です。

芸北国際スキー場

芸北国際スキー場

アクセス:中国自動車道・戸河内インターから約30km・約40分

今見ているスキー場密集地の、ちょうど中ほどに位置するのは「芸北(げいほく)国際スキー場」です。インターからは少々遠いのですが、小倉駅からの所要時間は気軽な日帰りの目安となる3時間前後というラインに収まります。

場内は天然雪の「おーひらエリア」と「カケズエリア」、人工雪も使われる「国際エリア」の3エリア構成になっています。おーひらエリアは初級・中級・上級コースがバランス良く配置されているエリアで、中級コースの存在感がやや強めです。それに隣接するカケズエリアは、ほぼ中級コースのみでリフトが存在しない(=おーひらエリアから滑り込む)という、すこし癖のあるエリア。そして国際エリアは、緩やかなコースを中心とした初級者向けのエリアです。パークやキッズパークもここにあります。

これら3エリアのコースの総数は20本。豊富な中級コースへの挑戦も、輸送力の高い6人乗りリフトのおかげで快適そのもの。最長2,800mの連続滑走も可能な、中~上級者も納得の本格派スキー場です。

 大佐スキー場

大佐スキー場

アクセス:中国自動車道・戸河内インターから約30km・約40分

「大佐(おおさ)スキー場」は、芸北国際スキー場のすぐ北側にあるスキー場です。ほとんど離れていないためアクセスに大きな違いは無く、小倉駅からの所要時間はやはり片道3時間前後となります。

このスキー場は中央部で完全に上部・下部に分かれていて、天然雪が覆う上部には3本の上級コースが配置されています(※すべて途中から中級レベルになります)。下部には見通しの良い空間が広がっていて、中央部から麓まで一直線のコースが横に3本並んでいます。麓から見上げた時、一番左側となる「プラッツ前ゲレンデ」は400mという横幅がうれしい初級コース。中央も初級コースで、一番右側は最大斜度19度と難易度がすこし上がる中級コースです。

このように上部と下部の役割が完全に異なるため、大佐スキー場では初級者と上級者がお互いの存在を気にせず、腕試しや練習に集中できます。また、ゲレンデを本物のペンギンが散歩する「ペンギンデー」というユニークなイベントも行われています。そのユーモラスな姿で緊張をほぐせば、さらに滑りが楽しくなるかもしれません。

ユートピアサイオト

ユートピアサイオト

アクセス:中国自動車道・戸河内インターから約35km・約45分

戸河内(とごうち)インターから向かうスキー場の中では、最も東側となる「ユートピアサイオト」。あと1kmで島根県という、広島県の県境ギリギリの北広島町才乙(さいおと)に位置するこのスキー場へも、小倉駅から車で片道約3時間20~30分で行くことができます。

ユートピアサイオトで注目したいのは、各種施設の充実度です。女性専用パウダールームには、ドライヤーや個室シャンプー台・洗面スペースなどもあり、気持ちよく身支度を整えることができます。また、「ソフィーズ」というファミリー専用の休憩施設には、自宅感覚でくつろげる「こたつ付休憩所(※有料・要予約)」も用意されています。

全6本のコースは「初・中級」「中・上級」「上級」という三つのグループに均等に分けられています。中・上級グループのコースはどちらも一般的なスキー場の中級コースより若干難しいのですが、初・中級グループが「完全な初級コース1本+中級に近いコース1本」という組み合わせになっていて、(簡単なコース2本よりも)うまくステップアップできるように工夫されています。

アサヒテングストン

アサヒデングストン

アクセス:(中国自動車道→)浜田自動車道・瑞穂インターから約8km・約20分

「アサヒテングストン」は、天然雪にこだわり、人工雪の設備を持たないスキー場です。所在地は島根県ですが、広島県との県境から3~4kmしか離れていないため、雪の傾向や所要時間はここまでに登場したスキー場とそれほど変わりません。小倉駅付近から出発するなら、片道3時間30分前後です。

アサヒテングストンに用意されている7本のコースは、すべて最大斜度が25度以上(※大部分は30度)です。この数字だけを見ると上級コースばかりのように思えるかもしれませんが、実際にはコースの難易度はそれぞれ違い、平均斜度7度の「フォレスト」のように誰もが楽しめるコースも用意されています(※逆に、平均斜度が11度でも上級に分類されているコースもあることにもご注意ください)。

最も長いコースの「ダイナミック」は1,600mで、多くのコースは1,000mです。一番短い「センターコース」でも900mですから、短時間で次々と新たなコースに挑戦する(または同じコースを何度も繰り返す)より、長距離滑走の爽快感を味わいたい方に向いているスキー場です。

瑞穂ハイランド

瑞穂ハイランド

アクセス:(中国自動車道→)浜田自動車道・瑞穂インターから約3km・約5分

広島県と島根県にまたがるスキー場密集地の、最も東側にあるスキー場は「瑞穂ハイランド」です。最寄りインターから約3kmと近いため、小倉駅からの所要時間はそこまで長くならず、最速で3時間20~30分程度。路面状況や渋滞、途中の休憩などでもうすこし長くなったとしても、早朝に出発すれば長時間滑ることができます。

瑞穂ハイランドには、全長2,600mの初・中級コース「チェスナット」を中心に、全部で5本のコースが配置された「ハイランドサイド」という縦長のエリアと、10本のコースが2方向から集まってくる「バレーサイド」エリアがあります。

バレーサイドで目を引くのは、最大斜度が38度で平均斜度も34度を超える名物コース「ディア」をはじめとした4本の上級コースと、2本のツリーランコースです。ハイランドサイドにもバレーサイドにも初級コースが2本ずつ用意されていますが、どちらかと言うと難しいコースに挑戦したい中~上級者向けのスキー場と言えるでしょう。大規模なパークや3,600mの連続滑走など、スキー・スノボが上手になるほど楽しみが増えていきます。

※本記事内の情報は、すべて2019年10月時点のものです。

※最寄りインターと福岡からの所要時間は平常時の最短時間です。

 計測にはGoogleマップを使用し、福岡の始点は小倉駅または博多駅、終点は各スキー場の地図上の位置としています。

  • ベル

    福岡には『スキーやスノボなんて縁が無い』って思ってる人もいるかもしれないけど、全然そんなことはないんだ。飛行機やホテルを使わなくても、スキー・スノボはできる! このことを、もっと広めたいね!

  • しえ

    そうね、福岡から日帰りできるスキー場がこんなにあるなら、滑りに行かないのはもったいないわ♪

  • まる

    ねえベル、今回は車でのアクセスしか教えてもらわなかったけど、電車で行くのは無理なの?

  • ベル

    電車だと、ほとんどのスキー場は『あまり近くない駅からタクシー』っていう流れになっちゃうんだよね。だから長距離運転が苦手な人は、日帰りスキーバスツアーをチェックしてみてね!

スノボツアーモデルイメージ画像

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