宿泊付きのスキーツアーはどんなものがある?種類や選び方を徹底解説!
毎年スキーシーズンになると、どうやってスキー場へ行こうか悩みますよね。スキー場へ行くには、車や新幹線・バスなどいろいろな方法がありますが、特におすすめなのがスキーツアー!楽にスキー場までアクセスできて価格もリーズナブルとあって、人気ですよ。
でもせっかくスキー場まで行くのなら、宿泊付きスキーツアーに行きたいと考える人も多いのではないでしょうか? 宿泊付きのスキーツアーには、いろいろな内容のものがあり、どのツアーを選べばよいのか?迷ってしまうことも多いですよね。
そこで今回は、宿泊付きスキーツアーの種類や選び方を徹底解説!宿泊先の種類やその選び方についても、合わせてご紹介します。
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スキーツアーって、直接スキー場まで連れて行ってもらえるから、便利なんだよね~。
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うんうん、私もよく参加してる~。せっかくなら宿泊付きのスキーツアーにして、たっぷり滑りたいよね!
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そうなんだけど・・・。宿泊付きとなると、どんな種類があってどのツアーを選んだらいいのか?難しいよね。
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今回はそんなお2人にぴったりの内容! 宿泊付きのスキーツアーについて詳しくご案内しますよ~。ぜひ参考にしてみてくださいね。
宿泊付きスキーツアーの種類と流れ
宿泊付きのスキーツアーにはどんな種類があるのだろう?ツアー中どんな流れの内容になるだろう?・・・宿泊付きのスキーツアーを検討・予約する前に、知っておきたい内容ですよね。
まずは、宿泊付きスキーツアーの種類や、それぞれのツアーの流れをこれから詳しくご紹介します。
宿泊付きスキーツアーの種類
まず最初に「スキーツアー」とは言っても、団体で行動するツアーではなく、基本的には往復の交通機関が対象の、フリープランとなります。
基本的にツアーの内容には、リフト引換券やレンタル利用券が含まれています(予約時に要確認)。また宿泊付きスキーツアーでは(その名のとおり)宿泊施設の予約もツアー内容(費用)に含まれているため、宿泊施設の予約は別途必要ありません。
●朝発宿泊付きバスツアー:朝出発、バスでスキー場へ向かうツアー。
●夜発宿泊付きバスツアー:夜出発、バスでスキー場へ向かうツアー。
●マイカー利用の宿泊付きツアー:各自マイカーでスキー場へ向かうツアー。スキー場までの交通費(ガソリン代や高速代)はツアー内容に含まれていません。
●新幹線(JR・電車)利用宿泊付きツアー:新幹線(JR・電車)でスキー場へ向かうツアー。出発地は東京・上野・大宮などの新幹線利用駅です。
●飛行機利用宿泊付きツアー:飛行機でスキー場へ向かうツアー。出発地は羽田・成田などの空港となります。
このあと「バスツアー」「マイカー利用」「新幹線」のツアーの流れについて、詳しくご説明します。
バスで行く宿泊付きスキーツアーの流れは?
バスで行くスキーツアーは、楽にスキー場まで行けてリーズナブルな価格設定が人気ですね。朝発・夜発のバスで行く宿泊付きスキーツアーは、基本的に以下の流れとなります。
1) インターネットまたは電話で、ツアーを予約する
最初にインターネットまたは電話で、ツアーを予約しましょう。ツアー予約後は、予約内容に間違いが無いか、案内書メールまたはマイページ(予約確認画面)にて確認しておきましょう。
2) 出発日当日は、連絡バスで最終集合場所へ向かう
連絡バス(シャトルバス)を利用する人は、案内書記載の集合場所へ行って受付し、その後最終集合場所へ向かいましょう。
3) 最終集合場所で受付する
最終集合場所に到着したら、全員一旦連絡バスから降り、正式な受付を行います。案内書メールに添付のPDFか、マイページの予約内容画面をプリントアウトしたもの、または携帯やスマートフォンなどを利用した画面など、2つのどちらかを受付スタッフに提示しましょう。その後チケット類を受け取って、乗車するバスを確認しましょう。
なお、グループでバスツアーに参加する方は、全員が揃ってから受付してください。くれぐれも出発時間に遅れないように気をつけましょう。
4) 荷物を預ける
乗車するバスに、荷物を預けましょう(スキーまたはスノーボードとバッグ1つまで)。貴重品はバスに手荷物として持ち込んでくださいね。
5) 座席を確認し、バスに乗車する
受付で指定されたバスに乗車しましょう。バスの乗降口に座席表があり、指定された席に座りましょう。なお予約時の座席指定や当日の変更は基本的にできません。グループでの参加の場合は、座席の割り振りは自由にできます。
6) スキー場へ向かって出発
バスに乗車したら、スキー場に向かって出発します。基本的にバスは2~3時間置きにサービスエリアやドライブインに立ち寄って休憩しますが、道路の混雑具合・天候によってその間隔は調整されます。
7) 現地到着後、宿泊先へ向かう
バスで行く宿泊付きスキーツアーには、朝発/夜発の2パターンあります。基本的に朝発の方は同日午前中~昼頃にスキー場へ到着、夜発の方は翌日早朝にスキー場へ到着します。その後一旦各自で宿泊先へ向かいましょう。
(到着後の詳細はスキーツアーの内容によって異なります。スキー場到着後そのままフリータイムを楽しみ、フリータイム終了後宿泊先へ向かうケースもあります)
8) スキー用品をレンタルする場合は、現地のレンタルショップへ向かう
スキー用品をレンタルする場合は、現地のレンタルショップへ向かいましょう(ここでレンタル券を提出)。またグループでレンタルを利用する場合、できれば事前予約を利用した方がスムーズですよ。
9) スキーウェアに着替える
スキー場の更衣室にて、スキーウェアに着替えましょう。荷物は更衣室に備え付けられているコインロッカー(有料)に預けてください。着替えが終わったら、ゲレンデへ向かいます。
10) リフト券売り場で、リフト券を引き換える
リフト券売り場で、リフト券を引き換えましょう。スキー場によっては、ICチップ保証料として1,000円かかるケースがありますが、ICチップ返却時に全額返金されます。
11) フリータイム(自由にスキーを楽しむ)
ゲレンデにて、待ちに待ったフリータイム!自由にスキーを楽しみましょう。
12) 宿泊先にチェックインする
思いっきりスキーやスノボを楽しんだら、宿泊先へ向かいましょう。フロントでチェックインを行い(基本的に15時)このとき宿泊券を提示しましょう。なお、基本的には1泊に付き夕食・朝食付きとなりますので、食事の時間の確認などもお忘れなく! 温泉付きのホテルやスポーツバーなど、アフタースキーも楽しんでくださいね。
13) 朝食後、チェックアウトする
翌朝、宿泊先で朝食を済ませてから、決められた時間までにチェックアウトしましょう。ゲレンデで再び自由にスキーを楽しむ場合は、荷物を一旦ロッカーに預けてもいいですね。または近くの温泉などを楽しんでも!帰りのバスが出発する時間を忘れないようにしましょう。
14) 帰りのバスの集合場所へ向かう
帰りのバスが出発する時間が近づいたら、集合場所へ向かいます(出発時間の10分前が目安)。出発時間になったら、現地スタッフが受付を開始するので、乗車するバスと座席表を確認し、着席しましょう。
15) 帰宅する
帰りのバスは、基本的に駅の周辺に停車し、そのまま解散となります(詳細はバスツアーの内容による)。バスに預けた荷物や、車内に持ち込んだ手荷物を忘れないよう気をつけましょう。なお早朝に到着する予定の場合は、電車の運行時間に合わせて到着するようスケジューリングされています。
マイカー利用の宿泊付きスキーツアーの流れは?
マイカー利用のスキーツアーは、時間にしばられることなく、自由度が高いのが魅力的ですね。マイカーを利用して行く宿泊付きスキーツアーは、基本的に以下の流れとなります。
1) マイカーで宿泊先へ向かう
スキーツアーに含まれているリフト券やレンタル利用券の受け渡しは、基本的に宿泊先のフロントになります。よって、まずはマイカーでツアー指定の宿泊先に向かいましょう。ちなみにスキー場までの交通費(ガソリン代や高速代)はツアー内容に含まれていません。雪道に充分気をつけて向かってくださいね。
2) レンタルショップへ向かう
レンタルを利用する場合は、レンタルショップに向かいましょう。ここで宿泊先にて渡されたレンタル利用券が使えます。
3)スキー場へ向かう
レンタルの準備ができたら、スキー場へ向かいましょう。宿泊先のチェックイン(基本的に15:00)まで自由にスキーやスノーボードを楽しんでくださいね。
4) 宿泊先にチェックインする
スキー場で楽しんだあとは、宿泊先にチェックインしましょう。チェックイン後は、温泉やバーなど、アフタースキーも楽しんでもいいですね!ちなみに宿泊付きのスキーツアーでは、基本的に1泊に付き夕食と朝食が含まれています。
5)宿泊先をチェックアウトする
翌朝、宿泊先のチェックアウトを済ませましょう。スキーツアーの内容に、滞在中のリフト券が含まれている場合は、最終日もゲレンデでスキーやスノボが楽しめます。
6)マイカーで帰宅
スキーやスノボをたくさん楽しんだら、来たとき同様、マイカーで帰宅しましょう。滑り疲れているかもしれませんが、帰りの運転にも気をつけてくださいね。
新幹線での宿泊付きスキーツアーの流れは?
現地までスケジュールどおり!快適に行くことができるのが新幹線でのスキーツアー。新幹線を利用して行く宿泊付きスキーツアーは、基本的に以下の流れとなります。
1)新幹線での宿泊付きスキーツアーを予約する
まず、新幹線での宿泊付きスキーツアーは、電話またはWEBサイトから予約しましょう。
JRの新幹線ツアーは、切符の発売が1か月前と決まっているため、切符の発売前・発売後どのタイミングで予約したのか?によって異なる点があります。
切符の発売前に予約する場合は、予約の際に希望の新幹線の出発時間・利用駅などを伝えておき、行き・帰りそれぞれの日程の1カ月前に新幹線の切符を発券、その後決定した内容を知らせてもらえます。
切符の発売後に予約する場合は、予約の際に希望の新幹線の出発時間・利用駅から空き状況を確認してもらってから予約の流れとなります。
ちなみに宿泊先については(新幹線の切符の発売前・発売後のタイミングに関係なく)スキーツアーを予約した時点で予約済みとなります。
なお、どの新幹線にしようか?時間を決めるときのポイントは、スキー場に到着したい時間から逆算して考えるようにしましょう。例えば、新幹線到着駅~スキー場まで、何でアクセスするのか、(シャトルバスや路線バス、送迎、電車の乗り継ぎなど)、どれくらいの時間がかかるのかをリサーチしておく必要があります。
また早朝に出発する予定の場合は、出発する駅が東京・上野・大宮になるため、自宅の最寄り駅~新幹線出発駅までのアクセス・始発電車の有無など、新幹線の出発時間に間に合うのかを確認しておく必要があります。
新幹線では、年末年始・週末など混雑する日程を除いて、限定電車の設定があります(飯山駅利用プランを除く)。限定電車に指定されている新幹線を使うと、片道ずつ割引になることもあり、お得にスキー場まで行ける可能性がありますよ。ただし万が一乗り遅れてしまった場合などは、後続の新幹線に乗り換えることができない・・・という制約があるので、注意が必要です。
2)スキーツアーの出発約1週間前に、各種書類が届く
新幹線での宿泊付きスキーツアーを予約したら、出発の約1週間前に「旅行確認書・新幹線切符・新幹線切符に関する注意・シャトルバスの案内・現地マップ」などの各種書類が自宅に届けられます。書類が届いたら、必ず内容を確認しておきましょう。ちなみに新幹線の切符は、紛失してしまうと再発行することができません・・・。スキーツアーの出発日まで、大切に保管しておいてくださいね。
なお、新幹線での宿泊付きスキーツアーでは以下の点に注意が必要です。念のため内容を確認しておきましょう。
・新幹線チケット送付後にキャンセルする場合は、指定された新幹線の出発時間までに、JR各駅もしくはみどりの窓口で往復分の「指定席取消&不乗証明」を受けましょう。不乗証明が返送され次第、返金手続きとなります。
・当日キャンセルする場合は、出発当日の正午12時までの連絡で取消料は50%となります。朝10時から予約センターがオープンするので、12時までにキャンセルの連絡をすれば、取消料を引いた旅行代金を後日返金してもらえます。
・変更やキャンセル等でチケットを返送する場合の手数料は、購入側での負担となります。追跡できる配送方法で送付しましょう。
・クーポン券の内容や宿泊先での対応に不明点がある場合は、緊急連絡先または予約センターに連絡してください。すぐに宿泊先やスキー場と連絡・対応してもらえます。
3)当日、新幹線の出発駅へ向かって、新幹線に乗車
新幹線での宿泊付きスキーツアー出発当日、まずは新幹線の出発駅に向かいましょう。東京・上野駅を利用する場合は、都内23区間も利用可能(一部スキー場を除く)となりますので、ICカードで最寄り駅から出発すると、お得でスムーズですよ。出発駅では、売店やトイレが混雑している可能性もあるため早めに到着するようにしましょう。
また新幹線出発駅は大きい駅となりますので、改札口が複数あることも・・・。改札口の前で友人と待ち合わせする場合は、事前の打ち合わせを十分に!また待ち合わせに時間がかかる可能性も考えておきましょう。
4)新幹線の到着駅に着いたら、シャトルや送迎・乗り換えで現地へ向かう
新幹線に乗車して、無事新幹線の到着駅に着いたら、シャトルバスや路線バス・送迎・電車の乗り換えなどで現地へ向かいましょう。
5)宿泊先またはスキー場で、リフト券やレンタル引換券を受け取る
新幹線での宿泊付きスキーツアーの場合は、リフト券やレンタル引換券などのクーポン類を受け取る場所が、宿泊先・スキー場などのプランによって異なります。事前に予約確認メールで受け取り場所を確認しておきましょう。
宿泊先で受け取るプランの場合、まずは宿泊先に向かいます。このとき部屋のチェックインは基本的に15時~なので、それ以前の時間帯の場合はクーポン受け取りのみの対応のみ。食事の時間などを確認しておき、大きな荷物は宿泊先に預かってもらってもいいですね。
スキー場で受け取るプランの場合、スキー場に向かってクーポンを受け取りましょう。
6)レンタルを申し込んだ人は、レンタルショップへ向かう
クーポン類を受け取ったあと、レンタルサービスを申し込んだ人は、レンタル引換券に記載されているレンタルショップに向かいましょう。
7) スキーウェアに着替える
スキーウェアへの着替えは、宿泊先・レンタルショップ・スキー場の更衣室などを利用しましょう(どこでの着替えが適切か事前に予約内容を確認し、イメージしておきましょう)。このとき、もし宿泊先⇔スキー場の送迎付きのプランの場合は、帰りのお迎えの時間を約束するのを忘れないようにしましょう。
8) スキー場へ向かう
いよいよスキー場へ向かいます(荷物は、スキー場のロッカーまたは宿泊先へ預けます。どちらがよいか事前に確認しておきましょう)。スキー場に着いたら、リフト券を引き替えて、いざゲレンデへ!待ちに待ったスキーやスノボを楽しみましょう。
9) 宿泊先をチェックインする
ゲレンデでたっぷり滑りを楽しんだら、予約してある宿泊先へ向かって、チェックインしましょう。このとき夕食の時間に遅れないよう注意してくださいね。また夜は次の日に備えて、ゆっくり休みましょう。
10) 朝食後、宿泊先をチェックアウトする
宿泊先で朝食を食べて準備を整えたら、チェックアウトしましょう。このとき、荷物は宿泊先またはスキー場、どちらかに預けましょう。
11) スキー場へ向かう
帰りの時間まで、スキー場でもう一度スキーやスノボを楽しむことができます。時間になったらレンタルサービスの返却を済ませて、帰る準備をしましょう。少し早めにゲレンデを切り上げて、スキー場近くの温泉へ行ってもいいですね。
12) 新幹線に乗車して、帰宅する
帰りの新幹線に間に合うように、シャトルバスや路線バス・送迎・電車に乗り換えて、帰りの新幹線出発駅に向かいます。その後、復路の新幹線に乗車して帰宅しましょう。
宿泊付きスキーツアーを選ぶポイント
それでは宿泊付きのスキーツアーを選ぶときには、どのツアーを選べばよいのでしょうか?行き先やアクセス方法・料金・プランに含まれるチケット類(リフト券付きか?レンタル付きか?)など、プランによって内容も変わってくるため、何を優先させて決めたらいいのか?悩ましいですよね・・・。
ここでは、宿泊付きスキーツアーを選ぶときのポイントをご紹介します。
人気のあるスキー場ほど料金は高い
まず「どのスキー場に行きたいか?」を決めましょう。スキー場によって、コースの内容や雰囲気・アクセス方法などが違ってきます。最初にスキー場を決めてからでないと、各スキーツアーの内容を比較検討できません。
ちなみに、人気のあるスキー場ほど、スキーツアーの料金が高くなる傾向があります。また知名度の高いスキー場だと、より混雑している可能性もありますので、知名度だけでスキー場を選ぶのはおすすめできません。
複数の旅行会社のツアー料金を比較する
スキーツアーは、数多くの旅行会社で販売していますので、複数の旅行会社を対象に、ツアー料金を比較するようにしましょう。一般的に全く同じスキーツアーの内容なら、大手の旅行会社(JTBなど)の方が、中小の旅行会社と比べて、ツアー料金が高めの傾向があります。
しかし、使いやすい時間帯の飛行機を使った場合は中小旅行会社のツアー料金の方が高かったり、大手旅行会社が格安バーゲンツアーを販売することもありますので、常に複数の旅行会社のツアー料金を比較・チェックするようにしましょう。
リフト券付きのツアーがお得なことが多い
スキーツアーには、リフト券が含まれているパッケージが数多くあります。リフト券をスキー場で直接購入すると、だいたい1日券の相場は4,000円~5,000円くらいなのでリフト券付きのスキーツアーがあれば、そちらの方がお得なことが多いですね!
ただしスキーツアーに含まれたリフト券だと、悪天候時の払い戻しには対応してもらえませんし、体調が悪い日に滑るのをやめても返金してもらないといったデメリットがあります。
短期間のスキーツアーなら、多少体調が悪くても滑る可能性が高いため気にする必要はありませんが、3日以上~の長期間のスキーツアーの場合は、今日は滑らないといった日も出てくるかもしれませんので、その点をスキーツアー予約前に理解した上で、リフト券付きのスキーツアーにするかどうか決めましょう。
スキーツアーのオプションになっているレンタルは、内容をチェックする
スキーツアーを申し込んだ際に、レンタルサービスがオプションになっている場合は、その内容をチェックするようにしましょう。レンタルスキーをスキー場で借りると、だいたいの相場は3,000円~4,000円です。
こちらの費用分がオプションで付いているのならとってもお得な気がしてきますが、スキーツアーのオプションでレンタルできるスキー板は品質が良くないものが多いのが現実・・・。当日はスキー場公式のレンタルショップでしっかりとメンテナンスされたスキー板を借りたほうが、より快適にスキーを楽しめますよね。
よって、スキーツアーのオプションになっているレンタルサービスは「どこで借りられるものなのか?」を事前にチェックするようにしましょう。また目安として1日1,000円などの格安レンタルスキーなどは、避けたほうが無難ですよ。
リフト券やレンタルは、条件もチェックしておく
スキーツアーに、リフト券やレンタルのチケットが含まれている場合、使う際の条件をチェックしておきましょう。というのも、リフト券やレンタルには「滞在期間中リフト乗り放題」「滞在期間中レンタル付き」といった内容のものと「1泊に付きリフト1日券付き」といった内容のものに分かれます。
もちろん「滞在期間中」に対応した内容の方がよりお得ですよね。ただし毎日天候に恵まれるとも限らず、最終日には疲れてしまってスキーを滑らない可能性もありますので、スキーツアー中の自分の予定やスキー場の晴天率などを参考に決めることをおすすめします。
バスは夜発・朝発それぞれのメリットとデメリットがある
バスで行く宿泊付きスキーツアーの場合は、夜発・朝発の2パターン、どちらかを選べる場合があります。
夜発だと、早朝にスキー場に到着するので、朝早くからたくさんゲレンデを楽しめますよ!ただし前日の夜はバスの中で就寝するため、夜行バスでよく眠れなかった場合は睡眠不足で滑ることに・・・。バスでよく眠れる自信が無い方は避けたほうが無難でしょう。
朝発だと、前日の夜の睡眠・体調管理ともに整えやすいですね。バスの途中で立ち寄るサービスエリアも営業しており、社内での会話も夜発より楽しめますよ。ただし朝発の場合は、スキー場に到着するのがお昼前・・・ゲレンデで滑る時間が短い上に、バスが渋滞に巻き込まれやすいといったデメリットがあります。
夜発と朝発、どちらのスキーツアーにするか?は、それぞれのメリットデメリットを考えた上で選びましょう。
飛行機は、出発時刻によって価格差がある
飛行機を使うスキーツアーは、飛行機に出発時刻によって価格差があります。たいていのツアーでは、往路の午前便/復路の午後便だと、「フライト追加料金」」が必要となり、特に羽田発午前9時頃~や、新千歳発午後6時~のフライトだと、追加料金が10,000円近くと高額になることも・・・。
結果として、スキーツアーの基本料金が安かったとしても、フライト追加料金で最終的な総額が高くなってしまうことがあります。
なお、大手会社よりも中小旅行会社の格安ツアーの方が、フライト追加料金の金額が高くなる傾向がありますので、予約の際には総額いくらかかるのか?で比較・検討するようにしましょう。
スキーツアーの宿泊先の種類
宿泊付きのスキーツアーでは、宿泊先の予約も一緒に済ませることができて便利ですよね。ではスキーツアーの宿泊先にはどういった種類の宿があり、どういった滞在スタイルを楽しめるのでしょうか?ここでは、宿泊付きスキーツアーの宿泊先の種類をご紹介します。
民宿
民家の一部を客室として提供しているのが「民宿」です。基本的に経営者家族も同じ屋根の下に住んでいるので、家の中の内装や料理などは家庭的で温かみのあるものが多く、アットホームな雰囲気で落ち着いて滞在したい人にぴったりですよ。また客室は和室・食事は和食の民宿が多く、夕食付きプラン・素泊まりプランから選べることもあります。
お風呂やトイレなどは共同での利用となりますが、その分リーズナブルな料金が魅力的なので、安く滞在したい人には特に民宿がおすすめです。ちなみに、旅館業法の定義では、和室の部屋が4室以下・1部屋当たりの広さが7平方メートル未満の宿が「民宿」となります。
ペンション
民宿の1種で、西洋風の建物を使った民宿が「ペンション」と呼ばれています。先ほどご紹介した民宿と同様に、基本的に家族経営ですが、和風の民宿よりもお洒落なイメージの洋風の建物が多く、アットホームな雰囲気に過ごせる宿泊施設です。
客室はフローリングにベッドの洋室タイプ・食事は洋食のペンションが多く、夕食付きプラン・素泊まりプランから選べることもあります。お風呂やトイレなどは共同での利用となりますが、民宿同様にその分リーズナブルな料金になっていますよ。ペンションの旅館業法の定義は、民宿と同じ内容になっています。
ホテル
スキーツアーの宿泊先の種類4つのうち、一番規模が大きいのが「ホテル」です。基本的に洋室がメインで、お風呂やトイレはそれぞれの客室についており、各室のカギなどセキュリティもしっかり対応。プライバシーが気になる人や、宿泊先の人とコミュニケーションをとるのが苦手な人にはおすすめですよ。
料金は、前述の民宿・ペンションに比べて高めの設定になりますが、ハイクラスのホテル~リーズナブルなホテルまでありますので、比較検討してみてください。
ちなみに、旅館業法の定義では、洋室の部屋が10室以上・1部屋当たりの広さが9平方メートル以上の宿が「ホテル」となります。
旅館
基本的に和室がメインとなっているのが「旅館」です。以前は、2名以上~夕朝食付きとなっている旅館が多かったのですが、最近ではニーズに合わせて素泊まりや1名~でも宿泊できる旅館も増えているようです。
旅館は、温泉や露天風呂が付いていることが多く、食事を部屋でとることも可能なので、のんびり過ごせる雰囲気が魅力的ですね。ちょっとした旅行気分を味わったり、おもてなしされたい方に特におすすめの宿泊施設です。
ちなみに、旅館業法の定義では、和室の部屋が5室以上・1部屋当たりの広さが7平方メートル以上の宿が「旅館」となります。
スキーツアーでの宿泊先を選ぶポイント
宿泊付きのスキーツアーにどういった種類の宿があるのかを説明してみました。せっかく泊まりがけでスキーツアーに行くのなら、宿泊先選びに失敗したくはないですよね。宿泊先を選ぶときのポイントはどういった点があるのでしょうか?ここでは、宿泊付きスキーツアーの宿泊先を選ぶポイントをご紹介します。
宿泊先からゲレンデまでのアクセスの良さ
せっかくスキー場まで行くのなら、できるだけ長い時間、スキーやスノボでの滑りを楽しみたいものですよね。よって、まずは「宿泊先からゲレンデまでのアクセスの良さ」が大切!ゲレンデまで徒歩で行ける場所にある宿泊施設が一番のおすすめです。
アクセスさえ良ければ、気軽にナイターもガッツリ滑れますし、移動時間を無駄に使うこともありません。スキー場まで送迎してくれる宿泊施設もありますが、送迎時間にしばられてしまうことになるため、やはりゲレンデからすぐの場所にある宿泊施設と比べると不便に感じてしまいますよ。
特に宿泊施設の内容にこだわりが無いのであれば、ゲレンデからできるだけアクセスのよい宿泊施設がおすすめ!逆にゲレンデから離れすぎている宿泊施設を選ぶことは避けましょう。
ただし安いツアーだと宿泊先を選べないこともあります。少しお高めのツアーだとお好みの宿泊先を選べますので、予約の際にチェックしてみましょう。
宿泊先での食事
宿泊付きのスキーツアーでは素泊まりプランもありますが、基本的に朝夕2食付きの設定となります。たくさん滑ってお腹もぺこぺこ!がっつり美味しい食事を食べたいものですね。そんな方には特にバイキングプランの食事を提供している宿泊施設がおすすめですよ。
またバイキングプランとはいっても、宿泊施設によって特徴や内容は変わってきます。
例えば、和洋だけへのこだわったバイキング、和洋中を幅広く楽しめるバイキング、食事だけでなくスイーツにも力を入れたバイキングなど、品ぞろえ・料理の個性ともにいろいろと工夫されています。またバイキング以外にも、旬の食材やご当地グルメを楽しめるスキーツアーもあります。宿泊先での食事内容も、お好みで選べる重要ポイントですね。
宿泊先の施設
宿泊付きのスキーツアーで泊まる宿泊先の施設に何があるのかもポイントですね!
宿の種類は民宿・ペンション・ホテル・旅館と分かれていますが、どんな環境や部屋のタイプが落ち着いて過ごせるか?また天然厳選かけ流しや露天風呂といった本格的な温泉施設、売店・ダーツバー・ビリヤード・カラオケなどが充実している施設もあります。
せっかく泊まりがけでいくのなら、ゲレンデでスキーやスノボを楽しむだけでなく、プラスアルファで楽しめる宿泊先だと、よりテンションも上がって旅行気分も盛り上がりますよ。
アメニティーグッズの有無
宿泊先のアメニティーグッズの有無も、事前にチェックが必要です。特に料金が安いツアーの場合、その分アメニティーが無いプランの場合も・・・。
特に歯ブラシ・シャンプー・リンス・石けんといったアメニティーが無かったら困りますし、わざわざお金を出して現地で購入するのも何だか悔しいですね。事前にアメニティーグッズの有無はチェックしておき、置いてない場合は自宅にあるものを持参するようにしましょう。
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宿泊付きのスキーツアーって、ほんとにいろんな種類があるんだね~。
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うん、それぞれのプランの内容を把握した上で、自分の目的や楽しみに合わせて選んだらよさそうだね。
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そうなんですよ。ツアーの内容や宿泊先の情報を事前にチェックしてさえおけば、満足度の高いスキー旅行になると思います。今シーズンこそ、ぜひ!宿泊付きのスキーツアーを利用してみてくださいね。
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