初めてのスノボ! スクール受講をした方がよい3つのポイント 〜友だちに教えてもらうメリット・デメリット
スクールに入ったほうが早く滑れるようになる。
そうとわかっていても、「やっぱり友だちに教わったほうが気楽だよね~、お金もかからないし……」と思っているそこのアナタ!
もう一度、よく考えてみましょう。
気楽でタダ、というメリットの裏には、デメリットが隠されているんです。
ここでは「上手な友だち」と「インストラクター」の違いなどを、インストラクターの側から紹介してもらいましょう。
【ポイント1】スクールに入るメリットとは?
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経験者の友だちが、「スクールに入らなくても、私が教えてあげるよ」って言ってくれるんですけど、どう思いますか?
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それは「その友だち次第」、ですね(笑)。
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本当にしっかり教えられる人だったら、それでも問題ないでしょう。でも、他人に教えるというのは、そう簡単ではないんですよ。
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具体的に何が違うんですか?
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技術的な面もありますが、まずは受講者に対する気配りです。
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受講中にウエアが乱れていないか、ゴーグルが曇っていないかといった細かいこともそうですし、常に安全を確保できるように練習場所を考えることも大切なポイントです。
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よくゲレンデの真ん中で座っている人がいますよね。ちょっと危ないな……って思うんですけど。
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スクールでのレッスン中は、そういうことは絶対にありませんし、させません。安全に楽しんでもらうことが第一ですから!
ビギナーのためのマメ知識
~もしもケガしてしまったら保険はどうなるの?~
起こしてはならないけれど、起きてしまうことがあるのが事故というもの。多くのバスツアーでは、別途保険料を支払うことで、ツアー中の事故などに対する保険に加入できます。
保険料や補償内容を確認したうえで、加入を検討してみてください。
また、多くのスクールでは、受講中の事故に対する保険を用意しています。
一般的に、保険料は受講料に含まれており、これも安心してスノーボードを体験するうえでの大きなメリットといえるでしょう。ただし、補償金額が低い保険もありますので、事前に確認しておくことをオススメします。
【ポイント2】スクールではどんなことを教えてくれるの?
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上達するスピードも違いますか?
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それはもちろん!
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みなさんが勘違いしやすいことなんですが、インストラクターは「滑るのが上手」なだけではなくて、「教えるのが上手」なんです。いくら滑るのが上手な友だちでも、他人に教える方法を知らなければ、インストラクターにはかなわないと思いますよ。
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というのは?
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ビギナーさんを教えるというのは、みなさんが想像する以上に難しく、根気も必要なんです。専門用語を使うわけにはいかないし、その人の体力や運動神経もすぐにはわからないし。
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また、人によっては緊張や恐怖心から体がカチカチになってしまうこともあります。
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さまざまなタイプの受講者をみなければならないのが、ビギナー講習。だから、多くのスクールでは、ビギナーレッスンにこそ経験豊富なベテランのインストラクターを当てているんですよ。
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受講生にあった教え方の引き出しが多いってことですね。
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一般の人の場合は、「どうやって自分が滑れるようになったか」という経験だけで教えがちです。だから、教える相手が「どうしてできないのか」は、わからないのが普通なんです。
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そのうち「なんでできないんだッ!」って怒り出しちゃったり(笑)。
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それは実際によくある話ですよ。
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教えるほうだって、自分が自由に滑れる時間が減ってしまうのはイヤなはずですよね。1時間くらい面倒をみればいいかな……と思っていたのに、いつまでたっても滑れるようになってくれない。イライラしても仕方ないですよね。
【ポイント3】スクールではやさしく教えてもらえるの?
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インストラクターの方々は、受講者がうまくできなくてイライラしたりしないんですか?
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教えるのが仕事ですから、できないことにイライラすることは、もちろんありません。それより「どうやったら滑れるようになってもらえるか」を常に考えています。
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友だちに教わるより、かえって気が楽ですね~。だって……怒られたくないですもん!
せっかく教えると言ってくれているのに、それを断るのも…。
スクールに入ろうと思っていても、そんな流れで友だちから教えてもらうことになったという人もいるようです。でも、この記事を読んだ人ならおわかりですよね!
「スノーボードがうまい」って自慢する友だちも、必ずしも教え方が上手なわけじゃないってことを。
【協力】:たんばらスキーパーク
https://www.snow-tambara.jp/
【モデル】:佐藤あかり(エヌウィード)
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