スキー板の選び方 ショップスタッフさんに聞きました!
近年、冬のスポーツの中でまたスキー人気が熱くなってきています。昔と違って現代ではさまざまな種類の板があって、どれにしたらよいか悩みますよね。今回は東京・神田にある老舗スキーショップ「FUSO SKI & BOOTS TUNE」店の岡田さんに聞いた、スキー板の選び方についてご紹介いたします。
Q たくさんの種類の板がありますが、それぞれに違いはありますか?
A 山スキーやバックカントリーなど深い雪の上で使う板は、新雪でも浮力を出す為に浮くような形で全体的に太めになっています。逆に競技用の板は素早いターンに対応できるように細めに。新雪で遊べるようなゲレンデに行くときは、全体的に太い板を借りると板が沈まないので楽しく滑れます。
Q 板を選ぶときは太さを重視したほうがいい?
A そうですね、ここのセンター幅が重要になるので。真ん中が太いと全体的に太くなります。あとは、センターとトップの広さの違いのくびれ。くびれが多ければ多いほど、板自体が自然に曲がる力が強くなるので、ちょっとトップを動かすだけで板が自然に曲がってくれます。そういうくびれが強い板っていうのはセンターが細くてトップが広くなっているもの。
Q スキーの板の長さは、スノボのように身長に対して選ぶ?それとも滑り方によって?
A 基本的には滑り方で選んでいいと思います。やっぱり長い板は面が多いので安定感があったり、スピードに乗りやすかったりします。逆に短い板は小回りがきいて、板も軽くなるので扱いやすくなります。
自分の好みや滑り方にあった1本を探そう。
Q スキー初心者にサイズや固さでオススメの板はありますか?
A 板の固さはそれぞれだと思います。あまりにも柔らかい初級の板を使っても、スピードを出したときにどうしてもバタついてしまいます。基本は、自分のランクに合った板選びをしたほうが楽しいと思います。それは、僕たちがどれくらい滑れるか、滑れるようになりたいかを聞いて、スタッフの方が提案しています。レンタルの場合は、レンタル店のスタッフに自分がどれくらい滑れるかを伝えて、それに合わせて案内してもらった方がいいです。長さ的には、男性は160〜170くらいの板を。女性だと150~155くらいの板がいちばん安定して使えるかと。
板の種類によって固さは全然違います。
Q スキー板の固さ・柔らかさは物によって違うものですか?
A メタル(鉄)が入っていたり減らしている物もあったり。あとはバインディングのブーツを板に取り付ける金具の重さも全然違います。上級モデルになるほど、素材が多く使われていたりメタルが多く入っていたりする。あとは、コブに入る方は柔らかい方がいいですね。
Q キッカーは逆に固い方が?
A キッカー(ジャンプ台)だとちょっと固めの方がいいですね。高速でアプローチしていくのに、柔らかいと安定性が欠けるので。キッカーを抜けた瞬間に、ちょっとブレたりするので固めの方がオススメです。
創業50年の歴史をもつ「FUSO SKI & BOOTS TUNE」。
Qここのお店は全体的にどういう板を多く扱っていますか?
A基本的には幅広く取り揃えています。ここのお店は、どちらかというとフリースタイル、キッカーやレールが設置されているパークエリアで滑るというよりは、ゲレンデを楽しく滑るようなモデルや、基礎スキー・検定を受ける方をメインに商品を揃えています。わからないことがあれば専門知識をもったスタッフが常駐しているので、なんでも相談してください。
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